戯言

 ニンゲンは未だ未熟な種であり、種の淘汰の方法として闘争以外に在り得ない、と云う仮定の下に以下の妄言を展開する。
 戦争放棄主義は、別の表現をするならば牙を抜くというものであると看做せる。詰まりそうした種の存続の術を放棄したといえる。平和主義憲法が、GHQ(というかアメ帝指導)により導入されたと仮定するならば、詰まりそれは虎と熊の居る極東において、吼えるだけの番犬を彼の国が求めたからに他ならないだろう。
 夫婦・親子・兄弟姉妹・隣人隣席間の諍いですら無くす事の出来ないニンゲン種には、闘争放棄はまだ早すぎる概念だろう、と思う。