戯言

 なんちゃって教育論。最近の教育機関は、習熟度に合わせて徹底的に区別しているのだそうだ。聞く所によると、高校生が小学生並みの教科書を使って授業しているクラスが或るとか無いとか。糞莫迦・・・。個人的には、同Lvの集合を作る事には賛同しかねる。同程度ってことは、右を見ても左を見ても誤差範囲程度に同じな訳で、ニンゲンは突出して下ないしは上、とかでは無い限り安定する、詰まり活性化しない訳よ。もう少し具体的に云えば、突出して下だった場合、なんとか平均帯へ復帰しようとする、と云った事が起こり難くなる訳。私はコレが良くないと思ってる。確かに私の学生時代のあの学校のマッタリ感も、大変心地よかった事は否定しないが。と云うか「習熟度に合わせた」と云う行に意味が無い。出来ない奴の為に、出来ない奴用のぬるい教育課程で出来ない奴を調教したとしても、結局出来上がるのは出来ない奴でしかないとは思わないのか? 逆に出来る奴が出来ない奴に合わせて程度の低い過程を受講させる事は時間の無駄、と云った論調も良く聴くけれど、ほんとに出来る奴はてめぇ勝手にちゃんとやっている。そこでやら無い奴は単に平均帯に近づくだけだ。今の教育方針が学力向上を目標にしているのだとしたら、習熟度別はイケテナイ。だがもし学力向上を目標にしていないのなら、・・・学力差による階級制度でも作ろうってのかね?